欲しいものを買わせるのではなく、要らないものを捨てさせる商売

成田空港に帰国した。

電車に乗ろうと駅に向かったら、出国する外国人向けのガチャガチャがズラッと並んでいて壮観!

 

これを見て思ったのは、商売とは必ずしも客の欲しいものを買わせるばかりでなく、要らないものを捨てさせる商売もあるということ。

廃品回収などはその典型ですが、このガチャガチャにおいては、小銭というお金そのものがここでいう要らないものに相当する。

 

日本国内においては有用な硬貨が、その外国人が出国することによって価値を失い、さらに、価値を失うばかりでなく行き場に困るただの金属になる。

 

この硬貨は、投資理論的には外国人にとってはマイナスの現在価値を持っている資産とも言える。ガチャガチャを買うという行為は、硬貨にプラスの現在価値を見出すことができる 日本人の事業家を取引相手として、たいして価値はないがゼロではないオモチャと硬貨を交換することで、資産価値が残っているうちに消費にまわすという意味になる。

 

なるほど。