時間に追われることから抜け出すには

前回に引き続き、忙しいということを考えてみたい。

 

忙しいとは、やりたくないがやらねばならず、かつ納期の近い仕事が多い状態、と書いたが、ではどうやってその状態から抜け出られるのか?

優先度の高いものからやる、などというのは全く無意味で、それでは結局総所要時間は変わらない。

 

では仕事の処理スピードを上げるというのはどうか?これが出来れば多少意味がありそうだ。ただ、スピードが上げられるような仕事とはそもそもパターン化できるものだろうから、付加価値の観点からみて、本来そういった仕事をやるべきなのか?という疑問は残る。

 

そうやって考えていくと、結局のところ、忙しさを減らすには、やらなくても良いことをいかに捨てるかということに行き着く。

それは裏返せば、無駄なことを捨てられないというのは 、わさわざ自ら無駄なことを無駄ではないと認識しているということになる。

しかし、意識しているかいないかにかかわらず、自らがその状態を選択している以上、いくら考えてもその状態を打破することは不可能である。

 

ではどうしたらよいのか?

簡単である。とりあえず何も考えずにやりたくないことをサボれば良いのである。なにも考えずにサボるというのがミソである。

その結果大きな問題が発生するかもしれないが、それはそのときに対処すれば良い。その結果もとのやり方がベストと気づけば、それが本当にやらなくてはいけないことに昇格し、その結果他のことが劣後する。次に、先ほど同様、その他のことをサボる。その繰り返しによって本当にやるべきことが絞られてくる。

 

やるべきだがやり方がわからないときにトライアアンドエラーで仕事を進めることはあるが、やるべきことを決めるときもトライアルアンドエラーをやってはどうか、そういう話である。

 

なるほど。