マタニティマークのどこが悪いんだ!

深残業をした翌朝、通勤で久しぶりに座席に座ることができてラッキーだと思っていたら、目の前にマタニティマークをぶら下げた女性が来た。正直だるかったのだが、喜んで席を譲った。

 

まだ妊娠初期なのだろう。お腹の膨らみは全くなく、マタニティマークをつけていなかったら、妊娠しているとは到底わからなかった。

 

それにしても最近マタニティマークをつけることを躊躇する女性が増えているらしい。嫌な顔をされたり、挙句の果には暴言を吐かれたりするらしい。なんとも嫌な世の中だ。

 

かなり極端かもしれないが、自分は、人間が発明したもののうちで最も価値のある物は、筆記用具とお金とマタニティマークとさえ思っている。

だって、次の世代を育てている人を助けることが、 確実にできるんですよ。それ以上の価値のある仕事、自分にはできません。

 

妊婦さんがどれだけしんどいのかは男の自分には正直わかりませんが、自分が椅子に座って楽するのと、妊婦さんが楽するのだったら、どう考えても妊婦さんのほうが価値があるでしょう。

 

自分の方がお金は稼いでいるかもしれないけど、動物として生まれた以上、次の世代を宿していることの方が、大事に決まっているでしょう。

お母さんがいなかったら我々は生まれていなかったんですよ。

 

そんなことあまりに自明すぎて、でも世間は必ずしもそうではないらしい。皆目の前のどうでも良いことに囚われ過ぎなのが、今の日本なのかもしれない。

 

なるほど。